Lucky Dog 1 interview Part 1 (J)



Lucky Dog 1 Interview

Part 1

これはインタビューのオリジナル日本語バージョンです。自分の日本語の文章力があくまでも初歩程度しかありませんから間違いがあったら本当に申し訳ありません。

別項に特記なければ、答えをくれる人がtennenoujiの代理人です。 「A」が「Answer」や「答え」という意味です。




Tennenouji様は小さい会社ですね。でも社員の情報はちょっと今まで(知る限り)謎々でした。社員を簡単に紹介してもいいですか?(職位、性、会社で何をするとか)

A: ごめんなさい。スタッフのことは秘密です。

私たちは“よくわからない何か”でいることを願っています。

 

Tennenouji様は会社としてどう始めたのですか?切っ掛けは?

A: 由良が独立し、最初に「みらくるのーとん」を作りました。

この商品は最初、コミックマーケットで販売を行いました。

この商品を販売する店が増えたことや販売数の増加により法人(会社)にすることにしました。会社の形にしたほうが、新規の取り引き等やりやすいこともあるようなので。

 

どうしてBLで始めたのですか? BLに他のジャンルがないなにかの魅力なところは何だと思いますか?

A: それは、由良がBLが好きだからです。

BLならではの魅力については、BLカテゴリーであること、そのものというべきでしょうか。“世の中の通常”とは違う部分に魅力を感じているということになります。

 

会社が始めた時、どうやって名前を売ってきましたか? 今ではTennenouji様の名前はファンの中でかなり有名ですが最初は?

A: 過去の商品から由良の名前を覚えているファンはいましたが、Tennenouji という名称は、最初は有名ではありませんでした。

「みらくるのーとん」のヒットによって、徐々にこの名前を覚えてくれたユーザーが増えたようです。プロモーション活動を行わなくても、ユーザーにとって印象的なゲームをリリースすることで、この名前を覚えてもらえたのだと思います。

 

普通のシーン(たとえば、「ラッキードッグ1」のシーン)を作るときのプロセスはなんですか?

A: 「ラッキードッグ1」の場合はScenario writer(Jinnai さんと Suganumaさん)が、用意されたコンセプトやキャラクターを使って物語を作り出します。Scenario writerがどんなことを考えているかは謎です:-)

また、由良が想像した要素をScenarioに組み込んでもらうこともあります

 

「ラッキードッグ1」はアメリカに設定するイタリアマフィアを回る物語ですね。どうしてイタリアマフィアを選びましたのですか?(たとえば、何故日本自身のマフィア・やくざを選びませんでしたか?)

A: 最初に、日本ではないどこかの国で脱獄することを題材としました。

この時点で日本のYakuzaは対象外になりますね。

脱獄の目的として「マフィアのボスになれる」というご褒美を考えました。“なぜ、イタリアマフィアなのか?”–日本ではイタリアマフィアの認知度が高く(たぶんThe Untouchablesの影響)、ユーザーにとって想像しやすいと考えられたためです。

 

アメリカの事についてやイタリアマフィアをどう調査しましたか? 前にTennenouji様はアメリカに行った事が無かったがやけに詳しいみたいですね。

A -Jinnai-:

インターネット、書籍、映画、ゲームなどです。

良くある資料の他、当時の年代の雰囲気については個人的趣味で、ハインラインの小説や、RPG『クトゥルフの呼び声』のサプリメント本なども参考にしました。

A -Suganuma-:

私は昔から歴史を舞台にした小説やゲームを執筆しており、世界各国の歴史に関する資料などを収集しています。

また、歴史物の映画などをよく見ていました。その映画の中でも、1930年代のアメリカ・マフィア映画はたくさん、何度も見ています。

ラッキードッグ1のシナリオ作成の時は、それらの映画の思い出をもとに、書籍やWebなど、あらゆる手段で必要と思われる資料を探しました。

また、このゲームとは違う時代の―例えば、映画「Gangs of New York」の舞台となった19世紀のニューヨークなど―アメリカの古い都市の歴史などを前もって調べていたことも幸運なことだったと思います。

 

テーマがあるなら、それは何ですか? 

A:  女性同士や男女の間にある関係とは違う、男同士に生じる強固な信頼関係がテーマ、というか、物語を進める上での大きな要素になっています。

 

キャラ作成についてですが、アニメやゲームに(特にBL ADVに)普通、主人公達はあるステレオタイプと合っています。たとえば、クール系、つんでれ系、先輩系とか。でも「ラッキードッグ1」のキャラはその設定した性格からちょっと違いますね。これはわざとですか? キャラ作成の創造性は何ですか?

A: 最初に主人公のジャン・カルロを作り、次に彼の周囲にいたら面白そうな人物を考案しました。

それぞれの人物像や行動は、その後のScenario作成の過程で付加されて行きました。

プレイヤーにとって、ラッキードッグ1のキャラクターたちが、他の作品群のキャラクターたちと違って見えるのは、物語の要素と結びついたことで確かなキャラクターとして印象づけられたからかもしれませんね。

 

どうしてベルナルド、ルキーノ、ジュリオ、イヴァンはこんなにジャンと性が合っていますか? 各ルートにその組み合わせはとても自然的で、魅力した。最初はキャラの性格について考えていましたか?それとも最初は彼らの関係を設定しましたか?

A: 彼らの性格と組織内での役割を設定しました。彼らの関係を自然で魅力的に描き出せたのは、Jinnaiさんと Suganumaさんの能力によるものです:-)

 

「ラッキードッグ1」にいるバッドエンド(そしてある程度、他のシーンにも)は、強いて言えば、とても残酷ですね。無差別でした。今でも考えるとゾクっときました… 普通は、作家は自分のキャラに対して遠慮しますが「ラッキードッグ1」の場合は違います。このシーンをどう考えてきましたか? どうやってバッドエンドを書けましたか?

A -Jinnai-:

自分のキャラクターに遠慮するという感覚はあまりないです。バッドエンドは、それ自体がエンターテインメントだとも考えているので、それを満たす内容を書きました。

A -Suganuma-:

片方を輝かせるためには、もう片方を暗くする必要があります。ハッピーエンドをより輝かしいものにするため、バッドエンドはとても暗いものにしました。

1つの作品の中に二つ(またはソレ以上)の相反する側面を持たせ、そのどちらも良い物にすることは、ゲームという媒体の最大の利点であり、強さだと考えています。

ちなみに、私はラッキードッグだけでなく、他の仕事でも遠慮のないバッドなシーンやエンディングをたくさん書いてきましたから、今回もやり過ぎたとは考えていません:)

 

「ラッキードッグ1」は三つのパートに分けられているのですね。最後の二つのパートは普通のADVにあんまり違いないけど、最初のパートは驚くほど複雑でした。最初の脱獄パートの要素をどう考えてきましたか?どう作ってきたか? そしてどうしてこのシステムを続けなかったのですか?

A -Jinnai-:

昔の複雑なADVが好きだったので、そんなふうにしようと思いました。

まず、現実に可能と思える脱獄ルートを2つ考えました。それから、それに必要な道具や条件を考えました。

道具や条件を手に入れるイベントを考えた後は、頭の中とExcelでイベントを並べて作りました。

難しい条件を満たすと見られる別ルートも足しました。

最初は難しくしすぎて、一人のキャラクターを選び続けると必ずバッドエンドになるように作っていました。Tennenoujiさんに修正していただきました。

 

「ラッキードッグ1」は他の作品と違って、ちょっと現実的のように、毎年SSで新しい展開がありますので、キャラの関係が進化する度見られる。そして、噂によれば、最後までの資料もあります。普通はゲームや関連するゲームに必要とする資料が集まればそれは終わりですが、どうしてここまで「ラッキードッグ1」の「未来」を考えたのですか?

A: ゲーム内でIvanの回想で他のキャラクターの行く末が語られるシーンがありますが、彼らの生涯と最後の時間の詳細は決まっていませんし、おそらく今後描かれることもないでしょう。

“噂”について触れられていますが、残念ながら彼らの未来についての資料は存在しません。

プレイヤーがそれぞれ想像して楽しんでくれたら、とても良いと思います:-)

 

「ラッキードッグ1」は二つの…外伝というべきか?…がありますね。でもLHLやIFGはとても普通のADVらしくない。どうしてジャンルを変更しましたか?どうやって新しいジャンルを選びましたか?

A: Scenario writerへの負荷が少ない形で作ることができるゲームを模索していました。

ゲームの進行がプレイヤーの操作に依存する形式がADVファンに受け入れられるかどうか、という点では興味深いものでした。

ジャンル選びは、その時作ってみたかったものを選びました。IFGは積み木遊びみたいで作っていて楽しかったですよ。

 

「ラッキードッグ1」がこんなに成功することに驚きましたか?感想は?

A: 当初は、これほど人気になるとは思っていませんでした。

Tennenouji のweb site の毎日の平均アクセス数(これがきっと、高確率で製品を買ってくれるファンの数)から「ラッキードッグ1」の販売数を想定しましたが、発売日には商品が不足しました。何がどうなるか、わかりませんね。




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